2023年02月18日

自ら育つ園庭へ

2022年9月、講師に井上寿さんをお呼びし、
園庭についての研修を行いました。

講習の内容をもとに、
子どもたちが自ら育つ経験ができる園庭に
向けて整備を行っていきます。

子どもたちが危険を感じながら遊べる環境へ。

井上さん研修.png

予期せぬ危険は、大人が排除しなくてはなりませんが、高いところで恐怖心を抱くとや、登る途中で落ちてしまうことなど、

子どもが「危険」と向き合って経験する怪我

は成長にとって必要です。

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実際に遊具を作り始めたのは、12月。

保護者の方にも声を掛けると、
6組の保護者の方から参加希望を頂きました。

当日は、保護者の方のご都合で、
参加できたのは3組の方でしたが、
園庭づくりに興味を持っていただけたことは
大きな一歩だと感じました。

遊具作りの際には、
講師の先生の参加は日程的に難しかったのですが、
私が普段から工具を使っていることもあるので、
保護者の方と一緒に進めていきました。

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保護者の方は色を塗ったり、
簡単なところはインパクトドライバーも
使いながら組み立てていきました。

IMG_8160.JPG

参加して頂いたお父さんで
インパクトドライバーを使える方が
いたお陰でとても助かりました!

IMG_0287.JPG

完成後、2カ月が経ち、挑戦する子と、自分の力で登れる子が増えてきました!

最初の頃は、登りたい気持ちが強く、椅子を使ったり、友だちに手伝ってもらったりしてしまうこともありましたが、段々と「自分の力で登る」ということを理解し、登れなくても良いということが浸透してきました。

IMG_9386.JPG

ひじを 使うんだよ!

あごを のせて!

ここ持って!

登れなくても良いんだよ!

◯◯ちゃんに教えてもらったら登れた!

IMG_9294.JPG

子どもたちで、登った時のコツや、考えを伝え、
対話している姿があります。

手の豆が剥けるまで
何度も挑戦する子もいました!

悔しさを抱き、
現在の自分の力を認める姿もあります。

登れることが良いことではありません。

挑戦し、自分の力を知ること。

何回も挑戦すること。

そのような経験が必要です。

IMG_9297.JPG

こうやって写真を整理してみると、誰かが登っているところを近くで見ている写真が多くありました。

登ルートを研究したり、安全かどうか確かめていたり、自然とそういう行動を取っているのだと感じています。

まだまだ、園庭整備を始めたばかりですが、
今後も子どもの姿に合わせて
環境を整えていければと思っています。

ブログ担当:教頭
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2022年07月28日

幼稚園紹介 動画

幼稚園の紹介動画を自作しました!

サムネイル@0.75x.png


https://youtube.com/playlist?list=PLeb5IExVC7Oo2J7iWHfs3qFVq1rFkwHaZ

ブログ担当:教頭
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2022年07月14日

食べられない子もいるよね。

栽培について年長で行われた話し合いです。

保育者:「夏休みになるけど、栽培している物はどうする?」
園 児:「スイカを食べてみたい!」
園 児:「去年は預かりの子が食べたよね!」
園 児:「それだと、食べれない子もいるよね。」
園 児:「食べれない子はかわいそう。」
園 児:「夏休み終わるまで取っておけるかな?」
園 児:「腐っちゃったら、誰も食べられないよ!」
園 児:「枝豆も育ててるよね!枝豆は9月が収穫だから食べれそうだよ!」(種のパッケージを見て知っています。)
園 児:「スイカはどうする?」
園 児:「枝豆何個ある?」
園 児:「いっぱいある!」
園 児:「じゃあ、スイカを食べれなかった子に枝豆を多くあげよう!」
みんな:「いいねー!」

普段から、自分の意見を言うことを大切にしています。
年長になると「友だち」のことも意識できることがわかりますね。
「それだと食べられない子もいるよね。」という発言が、みんなの「いいねー!」に繋がったと思います!

その発言が無ければ、みんなが納得するのは難しかったかもしれません。

このような話し合いは、小学校での命の授業などに繋がると思っています。

命の授業(飼育したヒラメを食べるかどうか)
https://www.fnn.jp/articles/-/7758(引用元:FNNプライムオン)

ブログ担当:教頭
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